“Ballads” (Dec.1961,Sep.1962,Nov.1962) John Coltrane
John Coltrane (tenor saxophone)
McCoy Tyner (piano) Reggie Workman, Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums)
 
Ballads
John Coltrane ジョンコルトレーン
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 John Coltrane、大人気のバラード集。
 激しくモーダルなアルバムが続く中の静かな演奏。
 一連のバラードの作品の第一弾。
 マウスピースの調子がどうとか、売り上げをなんとかといった話もありますが、“Impressions” 収録の”After the Rain”(Apl.1963)など聞くと、この時期はシンプルに優しいバラードを吹きたかったのかなあと思ったりします。
 この人のバラード、特にこの時期の演奏までは優しい系。
 高音を中心にスッキリと穏やかにメロディを吹き切ることで演奏し切れてしまうというか、他に何かこれ以上のものを足してしまうと崩れてしまいそうな繊細さ。
 Sonny Rollins の“Saxophone Colossus” (1956) に収められた“You Don't Know What Love Is”はいかにもテナーサックスな太い音で綿々と歌い上げますが、Coltraneのバージョンはスッキリ系。
 全く違う淡々とした演奏ですが、同じくらい感動的な音。
 その源泉は、音色なのか、フレージングなのか、イントネーションなのか、何なのか、いまだによくわかりませんが、特別な音。
 その意味では不思議系。
 さすがに甘すぎて、恥ずかしいような気もして、なかなか聞く気になれないのも大人気作、大名作ゆえ。
 さて、久々に聞いてみますかね。




posted by H.A.