“Live! at the Village Vanguard” (Nov.1961) John Coltrane
John Coltrane (soprano, tenor saxophone)
McCoy Tyner (piano) Reggie Workman, Jimmy Garrison (bass) Elvin Jones (drums)
Eric Dolphy (bass clarinet)
 
Live at the Village Vanguard
John Coltrane
Imports
ジョン・コルトレーン


 John Coltrane、名作ライブアルバム。
 ブルースにバラードにオリジナル曲。
 いずれも長尺ですがモダンジャズの作法に乗っ取った構成。
 ジャズ初心者だったころ、何かの本で代表作と書いてあったのを見て割と早めに手に入れたものの、“A Love Supreme” (Dec.1964)、“Crescent” (Apl.1964,Jun.1964)あたりのムードを期待していて、あれれ?と思った記憶。
 たぶん普通に抑制されたジャズだったから。
 “A Love Supreme” (Dec.1964)などを聞いてからこの作品を聞いた立場からは、あの激賞されていた”Chacin’ Trane”もシンプル、長尺なピアノレスでのブルースじゃん・・・ってな気持ちだったように思います。
 もちろん冒頭の”Spiritual”はいかにもなImpulseのColtraneな沈痛でハードボイルド、”My Favorite Things” (1960)以降のお約束のワルツだし、ピアノがリードする”Softly, As in a Morning Sunrise”も悪くはありません。
 が、せっかく参加しているEric Dolphyの登場場面はわずかだし、後に“The Complete 1961 Village Vanguard Recordings” (Nov.1961)など聞いてしまうとその思いもさらに・・・
ま、“Impressions” (Nov.1961,Sep.1962,Apl.1963)とセットで聞け、ってなことだったんでしょうかね?
 なんて私的な思いはさておき、“Africa/Brass” (May.Jun.1961)、“Olé Coltrane” (May.1961)と近いアルバムの構成は、この期のColtraneチームのこだわりなのでしょう。
 ブルース”Chacin’ Trane”は愛想の無いブルースなので上級編な感じもしますが、ジャズに慣れてくるとやっぱりすごいなあと思ったり。
 あれよあれよとひたすら続くインプロビゼーション。
 終わったら、周囲に土埃が立ち込め、プシューってな感じの音が聞こえてきそうな虚脱感。
 やっぱりこの人は特別です。
 慣れても、あれれ?と思っても、“The Complete 1961 Village Vanguard Recordings” (Nov.1961)を聞いてみましょう。
 もっと凄い演奏が聞けます。




posted by H.A.