“Olé Coltrane” (May.1961) John Coltrane
John Coltrane (soprano, tenor saxophone)
McCoy Tyner (piano) Reggie Workman, Art Davis (bass) Elvin Jones (drums)
Freddie Hubbard (trumpet) Eric Dolphy (flute, alto saxophone)
 
Ole Coltrane
John Coltrane
Atlantic / Wea
ジョン・コルトレーン


 John Coltrane、Impuse移籍と前後しますが、Atlanticでの最後のアルバム。
 LPレコード片面を埋めるタイトル曲は、あの”My Favorite Things”、“Africa/Brass” (May.Jun.1961)の”Green Sleeves”、“The John Coltrane Quartet Plays” (Feb.17-18, (Mar.28.),May.17.1965)の”Cim Chim Cheree”などなど同じく、トレードマーク、ハイテンションなワルツ。
 ポリリズミックなビートに、ひたすら同じリフを繰り返すピアノが醸し出す陶酔感。
 優雅はずのビートが熱を帯び、どこまでも続いていくような激烈なインプロビゼーション。
 タイトル通りにスパニッシュなメロディラインですが、Coltraneっぽさの方が印象に残ります。
 ”My Favorite Things” (1960)あたりから続く、この期のJohn Coltraneサウンド。
 さらにFreddie Hubbardが吹き出すとより平和になり、フルート中心のEric Dolphyは端正です。
 LPレコードB面に移ってブルース、バラード。
 オリジナル曲ですが、スタンダード曲が入っても違和感のないジャズな音作り。
 1950年代の香りも残っていますが、どこまでも続いていくようなモーダルなインプロビゼーションは新しい感じだったのでしょう。
 ここでのフォームをベースとして、ここから徐々にテンションを上げていくColtraneバンド。
 行きつくところまで行ってしまうと、もはやビート感も壊したフリーしかないか・・・
 ・・・てな予見は感じられない、まだまだ平和な音。
 ハイテンションでカッコいいジャズ。




posted by H.A.