“Carlos Santana & Buddy Miles! Live!” (Jun.1972) Carlos Santana & Buddy Miles
Buddy Miles (vocals, drums, percussion, congas) Carlos Santana (guitar, vocals)
Neal Schon (guitar) Bob Hogins (organ, electric piano) Ron Johnson (bass) Greg Errico (drums)
Richard Clark, Coke Escovedo (drums, percussion) Mike Carabello, Mingo Lewis, Victor Pantoja (percussion) 
Hadley Caliman (flute, saxophone) Luis Gasca (trumpet)
 
 Santana、ハワイでのライブ録音。
 スタジオで取り直した再現ライブといった情報もあります。
 確かに拍手、歓声が不自然に入っていますが、まあ演奏がカッコいいのでよしとしましょう。
 Buddy MilesはJimi Hendrix “Band of Gypsys” (1970)のドラマーで、Miles Davisがバンドに誘っていたとの話もある人。
 元はジャズドラマー?純粋ファンク?いずれにしてもヘビーではなく軽快なビート。
 オルガンとパーカッションが唸るラテンロックフュージョン~ソウル。
 直前に録音された"Caravanserai" (Feb-May.1972)ほどジャズ的ではなく、ロック、ソウルのイメージが強い演奏。
 "Caravanserai"以前のSantana的でもあるし、“Band of Gypsys”的でもあるし、Sly & Family Stone的でもあるし、”Live Evil” (Feb.Jun,Dec.19,1970)、”Dark Magus”(Mar.1974) Miles Davis的でもあるし、そんな音。
 8ビート、16ビートが入り混じる“On The Corner” (Jun.1972) Miles Davis的な場面もあります。
 結局このあたりが1960年代からのロック、ソウル、ポップスが寄せ集まった当時のフュージョンミュージックで、そのジャズサイドからの旗手がMiles Davis、ロックサイドからはJimi Hendrix、ブラックミュージックサイドからはSly Stone。
 Santanaはそれらを取り込みつつ、ラテンな色合いを前面に出したというか、それら含めて相互に影響し合っていた、といったところなのでしょう。
 LPレコードA面は激烈なギターバトルからスタート。
 Santanaバンドではソロは取らせてもらえなかった、後の人気バンドJourneyのNeal SchonがスッキリしたJimi Hendrix風のカッコいいソロ。
 ポップでソウルなボーカル曲をはさみながら、ハイテンションな演奏の連続。
 B面は長尺な一曲、インプロビゼーションを中心としたラテン・ジャズ・ロック・ソウル・フュージョン。
 妙な仕掛けなしの凄まじい演奏。
 もしここにMiles Davisが入っていたら超名盤として・・・
 この期のSantanaの作品を聞くたびにそう思ってしまう私は、きっとジャズの人なのでしょう。
 もちろんMilesがいなくても名作です。

 


posted by H.A.