“Village Life” (1984) Herbie Hancock, Foday Musa Suso

Herbie Hancock (Synthesizer, Drum Programming) Foday Musa Suso (Kora, Talking Drum)
 
Village Life
Hancock/Suso
Columbia
ハービー ハンコック


 Herbie Hancock、番外編。
 アフリカの弦楽器「コラ」奏者とのDuo作品。東京録音。
 素晴らしい楽園ミュージック。
 端正で上品なシンセサイザー、エレピと、素朴で優雅なハープのような「コラ」の響きがベストマッチング。
 このアイデアはHerbie Hancockなのか、プロデューサーにクレジットのあるBill Laswellなのか、CBS/Sonyのスタッフなのかはわかりませんが、相性は抜群です。
 Foday Musa Susoが出す音に対して、Herbie Hancockがインプロビゼーションを載せていくスタイルなのでしょうか?
 Herbie Hancockはエレピを中心にかなりアグレッシブに弾いているように思うのですが、柔らかな音とコラの素朴な響きが穏やかに中和していく感じ。 
 ジャズフュージョンに振れるでもなく、ワールドミュージックに振れるでもなく、ちょうどいい感じのバランス。
 マニアックな感じはなく、むしろオシャレ。
 どの曲も淡い感じで穏やか、メロディアスで優雅。
 アフリカの密林やサバンナではなく、海岸線の篝火のムード。
 その意味ではリゾートっぽい音ではあるのですが、素朴な感じがたっぷりが残っていて、ホテルのラウンジっぽさ、作り物臭さはありません。
 これでジャズ曲、ポップスなどをやってしまうと、この微妙なバランスが瓦解してしまうのでしょう。
 一期一会のスーパーセッション。
 極楽気分の素敵な音。
 隠れた大名作です。 




posted by H.A.