“Fat Albert Rotunda” (May.Jun.1969) Herbie Hancock

Herbie Hancock (piano, electric piano)
Buster Williams (electric, acoustic bass) Albert "Tootie" Heath, Bernard Purdie (drums)
Joe Henderson (tenor sax, alto flute) Joe Farrell (tenor sax) Garnett Brown (trombone) Johnny Coles (trumpet, flugelhorn) Joe Newman (trumpet) Eric Gale (guitar)

Fat Albert Rotunda
Herbie Hancock
Warner Bros UK
ハービー ハンコック



 Herbie Hancock、ポップでストレートなジャズロック~ファンク。
 前作“The Prisoner” (Apl.1969)の次月の録音、似たような編成、メンバーですが、質感は全く異なります。
 TVアニメのテーマソング?として作られたのでしたかね?
 いかにもそんな感じの音。
 ホーンのアレンジもブルース、ソウルバンドのそれ。
 8ビートにノリノリのホーン陣、エレピ中心。
 ジャズメンが素直にファンクを演奏するとこうなるといった見本。
 逆に“Bitches Brew” (Aug19-21,1969)がいかに変わっていたのか、換言すればクリエイティブだったのか、改めて納得してしまいます。
 ”Maiden Voyage” (1965)、“Speak Like a Child” (Mar.1968)、“The Prisoner” (Apl.1969)が高尚なムードの映画のサントラ的な音だったのに対して、本作はカジュアルで親しみやすいいかにもTV的な音。
 目的にピッタリ、その意味ではいい仕事しています。
 それでも何曲かはノーブルな音。
 後々まで演奏される"Tell Me a Bedtime Story"のオリジナルはこのアルバム?
 “Speak Like a Child” 的な優雅さはあるのですが、ちょっとノリがよすぎるかな?
 同じくバラード"Jessica"も“Speak Like a Child”的な漂うようなバラード。
 これがカッコいいなあ。
 ファンクも悪くないですけどね。
 ピアノはさすがのカッコいい演奏の連続。
 この人の場合、何を演奏しようが端正で繊細です。
 次作はガラッと変わって“Bitches Brew” (Aug19-21,1969)な“Mwandishi” (Dec.1970)へと続きます。




posted by H.A.