“Splitlife” (2006) Gilad Hekselman
Gilad Hekselman (Guitar)
Joe Martin (Bass) Ari Hoenig (Drums)

SplitLife by Gilad Hekselman (2006-05-03)
Gilad Hekselman
Smalls Records
ギラッド ヘクセルマン


 イスラエル出身、ニューヨーク系コンテンポラリージャズギタリストGilad Hekselman、デビュー作、ライブ録音。
 とても穏やかで、とても優し気、そしてクールなギタートリオ。
 激しい人も少なくないコンテンポラリージャズギタリストの中、この人は穏やか系。
 他のイスラエル系のジャズの人達と比べると穏やかでオーソドックスなムード。
 ギターの音色はちょっと丸くて太めのクリーントーンで一貫しています。
 変拍子ではなく、4ビート中心。
 バンドのメンバー、演奏はニューヨーク系コンテンポラリージャズの中ではオーソドックスな方でしょう。
 半数を占めるジャズスタンダードの演奏もオーソドックス。 
 ちょっと聞きでは普通のジャズギタートリオですが、ちょっと変わっています。
 強い浮遊感が漂う不思議系。
 普通な感じの演奏が、なぜかちょっと違う感じ、ただ者ではないカッコよさ。
 もちろんその源泉はリーダーのギター。
 派手でも攻撃的でもなくオールドスタイルなようで、フレージングがものすごく斬新。
 次から次へと自然に湧き出してくるというか、天から降りてくるようなというか、そんなスムースな音の流れ。
 聞き飽きたはずのジャズスタンダードが新しいもののように聞こえます。
 オリジナル曲は不思議系の淡いメロディ。
 後の諸作でのドラマチックな展開はまだ出ていませんが、穏やかさがかえって魅力的。
 この後メンバーを変更しながら、先端的なコンテンポラリージャズへと変わっていきます。




posted by H.A.