“Miles in Tokyo” (Jul.1964) Miles Davis
Miles Davis (Trumpet) Herbie Hancock (Piano) Ron Carter (Double Bass) Tony Williams (Drums)
Sam Rivers (Tenor saxophone)

Miles in Tokyo
Miles Davis
Sbme Special MKTS.
マイルス デイビス


 Miles Davis、圧倒的な“Four & More” (Feb.1964)の五か月後、東京でのステージ。
 サックスがSam Riversに交代。
 アップテンポ、バラード織り交ぜて、“Four & More”、“My Funny Valentine” (Feb.1964)の美味しいところをまとめてみました、ってなところ。
 質感はここまでのライブ諸作と同様、演奏も悪くありません。
 というか、みんな絶好調。
 代表曲がLP一枚にスッキリとまっているのでかえって聞きやすいのかも。
 流麗だったGeorge Coleman に対して、ちょっとゴツゴツ変わった音を使うSam Rivers。
 本来はWayne Shorterよりも過激な人なのでしょうが、違和感なくバンドに溶け込んでいます。
 元々短期の契約だったようですが、この人を選ぶあたり、当時のMilesが求めていたものがうがえます。
 アップテンポのブチ切れ具合など、このままこの人でもよかったんじゃないの、と思わせるような吹きっぷり。
 素晴らしい演奏をしていると思うのだけども、本作一作のみ。
 天才Wayne Shorterには勝てませんか・・・
 “If I Were a Bell”、”My Funny Valentine”でご挨拶の後は、いつもの圧倒的なアップテンポチューンで突っ走るバンド。
 これまた激しくもクール。




posted by H.A.