“Adam's Apple” (Feb.1966) Wayne Shorter
Wayne Shorter (tenor saxophone)
Herbie Hancock (piano) Reggie Workman (bass) Joe Chambers (drums)

Adam's Apple
Wayne Shorter
Blue Note Records
ウエイン ショーター


 Wayne Shorter、ごっつい“The All Seeing Eye” (Oct.1965)に続くワンホーンカルテットでの作品。
 いきなりファンキーなジャズロック。
 クールで妖し気な前作の流れからすると不思議ですが、よくわかりません。
 続くワルツ、さらにはラテン、代表曲”Footprints"へと続きます。
 それでも能天気盛り上がるわけでなく、演奏自体はクールな質感、なんだか変わった雰囲気。
 クールなのですが、なぜか新主流派、あるいはこの期のMilesバンド的なムードも薄くなりました。
 ベースがRon Carter ではなくてReggie Workmanなことも前後の諸作と違ったムードになっている要因かもしれません。
 さらに十分に吹いているのですが、どこか醒めたようなサックス。
 いつものムード、フレーズですが何か空気感が違います。
 ビート感も少し変わった演奏が印象に残り、何かを試していたのかもしれません。
 本作でもHerbie Hancockのピアノのカッコよさが目立ちます。
 クールで鋭い切れ味。
 ソロはもちろん、バッキングやオブリガード、一つ一つの音が素晴らしい。
 Wayne Shorter的なクールさ、ハードボイルドさはそのまま。
 全体的に力が抜けている分、癖がないので聞きやすくなっているのでしょう。
 それで人気作なのかもしれません。




posted by H.A.