“Outro Lado” (1990) Barbara Casini
Barbara Casini (vocals, percussion)
Beppe Fornaroli (guitar, Cavaquinho, guitar synth) Naco (percussion, vocals)
Novelli (Vocals)



 イタリア系ブラジル人かブラジル系イタリア人のボーカリストBarbara Casini。
 ”Vento” (1999) Barbara Casini, Enrico Ravaなどでは優雅で柔らかないかにもブラジル的な歌でしたが、この作品はボサノバではなく、ハードなサンバ中心。
 ボーカルも穏やか系ではなくて、力が入った熱唱型。
 イタリア系のオシャレなボサノバを予想して、少人数で静かでインティメイトな音を期待していた立場としてはビックリ仰天。
 速いテンポのサンバに、抜群のリズムへのノリ、歌唱力、表現力の歌。
 これはサラリと聞き流すのは・・・
 たった三人、シンセサイザー、ストリングス的な音などを含めたオーバーダビングもありますが、決して分厚い音ではありません。
 が、とてもハイテンション。
 ボサノバでもなく、伝統的なスタイルのサンバでもなく、オシャレ系でもなく、スタイリッシュでハイテンションなコンテンポラリー系サンバ。
 ギターとパーカッションの二人はおそらくイタリアン。
 パーカッションはエスニック風味を醸し出していますが、カバキーニョ、ガットギターに加えて、エレキギター(ギターシンセ?)も使った現代的な音作り。
 ピアノ、ベースなど入れた普通のバンドでやってしまうと、普通な感じになってしまうのかもしれませんが、少人数ゆえのシャープな音。
 ブラジル的な柔らかさしなやかさはあって、うるさくはないのですが、ほどほどのエフェクティング、時折の不思議感のあるアレンジも含めてスタイリッシュです。
 楽曲はLuiz Gonzaga Jr., Dori Caymmi, Gilberto Gilその他諸々+オリジナル。
 予想していた音とは違うけども、とてもカッコいい現代サンバです。




posted by H.A.