“Mosaic” (Oct.1961) Art Blakey & The Jazz Messengers
Art Blakey (drums)
Wayne Shorter (tenor saxophone) Freddie Hubbard (trumpet) Curtis Fuller (trombone) Cedar Walton (piano) Jymie Merritt (bass)

MOSAIC
ART BLAKEY
Blue Note Records
アート ブレイキー


 Art Blakey & The Jazz Messengers、Wayne ShorterとJymie Merrittを残し、長年連れ添ったLee Morgan、Bobby Timmonsが交代した作品。
 さらにCurtis Fullerが加わり、Blue Note作品でも三管Jazz Messengersのスタート。
 いきなりCedar Walton作のタイトル曲の凄まじい演奏。
 “A Night in Tunisia” (Aug.1960)を想い起すような激しさ。
 平和なJazz Messengersの幕引きは、Wayne Shorterもさることながら、Cedar Waltonが主導したのでは・・・とか思ってしまいます。
 Freddie Hubbardの曲もどこかで聞いたようで、何だか新しい感じ。
 さらにはWayne Shorter、Curtis Fullerみんなが持ち寄った曲が一体化して押し寄せてくるようなド迫力。
 再び血沸き肉踊る熱血体育会系ジャズ。
 が、かつてとは違う少し新しい感じ。
 それがコード進行なのか、メロディなのか、アンサンブルなのかはよくわかりません。
 このアルバムでは楽曲とアレンジが洗練されたのが一番大きいような気がするんだけど・・・
 モーダルにもなりつつあるのかな?
 ハイハットは相変わらずンチャンチャとクールに鳴っていますが・・・
 モダンジャズから一歩踏み出した“The Big Beat” (Mar.1960)からは少し違う方向に動いて、ポストハードバップが完了したJazz Messengers。
 ここからが本番。
 Wayne Shorter、Cedar Walton入りJazz Messengersの怒涛のような作品が続きます。