“4321” (2006) Giana Viscardi
Giana Viscardi (voice)
Michael Ruzitschka (guitar) Fabio Torres, Christian Gall, Guilherme Ribeiro (Keyboards) Marcio Arantes, Paulo Paulelli (bass) Sergio Machado (drums) Armando Marcal, Mathias Kunzil, Bruno Buarque (percussion) and others

4321
ジアナ・ヴィスカルヂ
Rambling Records
2006-07-05


 ブラジルのボーカリストGiana ViscardiのMPB作品。
 MPB、いろんなアーティスト、諸々の色合いの音がありますが、本作はジャズ・ファンク・ポップ系とでも呼んでおきましょうか。
 躍動感が前面に出たアコースティック・ブラジリアンポップス。
 “Live at Mojo Club” (1995) Joyce、“Agora” (2010) Dani Gurgelに近いムード。
 それらよりも少しアメリカンロック~ポップス寄りでしょうか。
 この手のMPBの女性ボーカルもの、旦那が楽器を弾いて、作曲、編曲、プロデュースまで手掛け、その人の色合いが強い音になる場合が多いようです。
 古くはAstrad Gilberto, Elis Regina, Joyce・・・、近年ではMaria Rita, Roberta Sa・・・などなどなど。
 そうでない方が少ないのでは?
 本作も夫君らしいMichael Ruzitschkaがギターと音楽監督。
 ちょっとロック混じりのヤクザな感じのカッコいいアコースティックギターが先導するバンドサウンド。
 ギタートリオ+ピアノを中心に、ボッサ、サンバ風味が隠し味のしなやかなビート、さりげないグルーヴ。
 アコーディオン、ストリングスなどが彩を添えるオーソドックスなスタイル。
 メロディは現代的アメリカンポップス風味かな、と思っていたら、旦那はオーストリア出身?、奥様とはバークリー仲間?のようですね。
 後で気付いて妙に納得。そんな感じの音です。
 そのオリジナル曲がカッコいい曲揃い。
 シンプルなようで小洒落ていて、オーソドックスなようでちょっとしたひねり。
 明るいポップス系はあまり好みではないのだけども、この楽曲群はいけます。
 ブラジル的ビートが背後に流れていることもあるのでしょう。
 主役のボーカルはブラジルの定番、気持ちスモーキーな優しい系。
 抜群のボイスコントロール、安定感。
 ちょっと押しが強い方かもしれません。
 ってな感じでオーソドックスなようで、ちょっとないカッコよさ。
 オシャレです。 




posted by H.A.