“Noites de Gala - Samba Na Rua” (2006) Mônica Salmaso
Mônica Salmaso (Voice)
Paulo Bellinati (Guitar, Cavaquinho) Rodolfo Stroeter (Bass) Ricardo Mosca (Drums, Percussion) Nelson Ayres (Piano) Teco Cardoso (Saxophone, Flute)

Noites De Gala Samba Na Rua
Monica Salmaso
Imports
モニカ サルマーゾ


 ブラジルのボーカリストMônica Salmaso、Chico Buarque集。
 ブラジルネイティブな“Trampolim” (1998)、フォルクローレ的~ノスタルジック風味な“Voadeira” (1999)、Andre Mehmariらとのジャズ色が強い”nem 1 ai” (2000) などの作品がありますが、本作は現代的、オーソドックスなアコースティックMPBの音作り。
 バンドはピアノトリオ+ギター+リード。
 サウンド自体は混じりけなしのコンテンポラリージャズっぽい面持ち。
 もちろん奇をてらうことのないオーソドックスな音。
 決して派手さはないけども、端正で上品なグルーヴ。
 ブラジルのジャズバンドはどこか、おそらくビート感が欧米系とは違う感じで、決して厚すぎたり、過剰に、あるいは過激になりすぎたりしない音。
 シンプルにブラジル系の曲を演奏するだけで、カッコいいコンテンポラリージャズになってしまいます。
 “Live at Mojo Club” (1995) Joyce然り、“Agora” (2010) Dani Gurgel 然り、その他カッコいい作品が多数。
 本作も、その典型、しっとり版。
 そんな音を背景にして、少々ハスキーでこちらもしっとりとした沈み気味のvoice。
 抜群の安定感。
 この沈んだ感じが、他のMPB作品と一線を画すカッコよさ。
 アップテンポであっても決して熱くならない優雅で落ち着いた歌。
 こちらもそれだけで、歌いつくされたブラジリアンスタンダードが何か新しく聞こえてしまいます。
 そんな大人なMPB。





posted by H.A.