“Spirituals” (1988) David Murray
David Murray (tenor saxophone)
Dave Burrell (piano) Fred Hopkins (bass) Ralph Peterson Jr. (drums)

Spirituals
DIW
デビッド マレイ


 過激なサックスのDavid Murray、日本制作のマラソンセッション“Lovers”, “Spirituals”, ”Ballads”, ”Tenors”, “Deep River” (1988) の中の一作。
 本作は黒人霊歌、賛美歌的な演奏を集めた作品なのでしょう。
 冒頭の”Amazing Grace”は当時流行っていたように思いますので、制作サイドに要求されたのかもしれません。
 が、最初から最後までドラムがフリーテンポのとてもカッコいい演奏。
 David Murrayはいつも通りですが、ビートが落ち着くまではDave Burrellがキッチリとペースをキープしているのが面白いところ。
 フリーなようでキチっとした人です。
 その他、激盛り上がりのロッカバラード風やら、ブルースやら。
 メインテーマと思しき黒人霊歌は、予想に反してあっけらかんとサラッと演奏している印象。
 それらも決して悪くはないのですが、やはり、とても悲し気で激しい“Crucifixion”と、これも激しいバラード”Amazing Grace”が出色でしょうか。
 最後のゴスペルチックな盛り上がり~いつものグチャグチャで締めるブルースもカッコいいなあ・・・
 どうせコンピレーションするなら、他のアルバムも含めて、ブルージーな演奏とスピリチュアルな演奏を分ければよかったのに・・・、と思うのは聞くサイドのわがままなのでしょう。




posted by H.A.