“Lathe Of Heaven” (2014) Mark Turner Quartet
Mark Turner (saxophone)
Avishai Cohen (trumpet) Joe Martin (bass) Marcus Gilmore (drums)
マーク ターナー
現在最も人気のあるサックス奏者の一人なのでしょう、Mark Turner、ECMでの第一弾。
“Sky & Country” (2009) Fly、“New York Days” (2008) Enrico Rava、“Joy In Spite Of Everything” (2013) Stefano BollaniなどのECMでの録音もありましたので、満を持したリーダー作なのでしょう。
全曲オリジナル、変拍子に抽象度が高いメロディライン。
最近の若手に多い複雑でメカニカルなライン、というよりも極めて不思議系。
フリーではないのだけど、聞き慣れないメロディー、コード進行。
それが新しいんでしょうけど、なんとも説明の言葉が見つかりません。
サックスも現代のWayne Shorterってな感じのこれまた抽象度の高い音使い。
うねうねぐねぐねとどこまでも続いていきそうなフレージング。
全体の印象がクールで現代的、高音を使うことが多い印象もあるのですが、むしろ下の方に降りてきたときの低音に凄みを感じます。
静かな空間に響く音にゾクッとくること、しばしば。
Wayne Shorterと同様、異次元からやってきましたあ、ってな感じの非日常感の音。
客演のトランペットのAvishai Cohenは自身のリーダー作“Into The Silence” (2015)よりも吹いているんじゃないのかな。
さすがスーパートランぺッターな吹きっぷり。
他のメンバー含めて凄いバンドなのですが、かなりの不思議系。
普通のジャズっぽいようで複雑怪奇な音は、さらに前に、遠い所に行ってしまったような印象。
いかにもECMレコードのMark Turnerらしいクリエイティブな一作。
posted by H.A.
Mark Turner (saxophone)
Avishai Cohen (trumpet) Joe Martin (bass) Marcus Gilmore (drums)
マーク ターナー
現在最も人気のあるサックス奏者の一人なのでしょう、Mark Turner、ECMでの第一弾。
“Sky & Country” (2009) Fly、“New York Days” (2008) Enrico Rava、“Joy In Spite Of Everything” (2013) Stefano BollaniなどのECMでの録音もありましたので、満を持したリーダー作なのでしょう。
全曲オリジナル、変拍子に抽象度が高いメロディライン。
最近の若手に多い複雑でメカニカルなライン、というよりも極めて不思議系。
フリーではないのだけど、聞き慣れないメロディー、コード進行。
それが新しいんでしょうけど、なんとも説明の言葉が見つかりません。
サックスも現代のWayne Shorterってな感じのこれまた抽象度の高い音使い。
うねうねぐねぐねとどこまでも続いていきそうなフレージング。
全体の印象がクールで現代的、高音を使うことが多い印象もあるのですが、むしろ下の方に降りてきたときの低音に凄みを感じます。
静かな空間に響く音にゾクッとくること、しばしば。
Wayne Shorterと同様、異次元からやってきましたあ、ってな感じの非日常感の音。
客演のトランペットのAvishai Cohenは自身のリーダー作“Into The Silence” (2015)よりも吹いているんじゃないのかな。
さすがスーパートランぺッターな吹きっぷり。
他のメンバー含めて凄いバンドなのですが、かなりの不思議系。
普通のジャズっぽいようで複雑怪奇な音は、さらに前に、遠い所に行ってしまったような印象。
いかにもECMレコードのMark Turnerらしいクリエイティブな一作。
posted by H.A.