"Perfection" (2015) Murray Allen & Carrington Power Trio
David Murray (tenor saxophone) Geri Allen (piano) Terri Lyne Carrington (drums)
Charnett Moffett (bass) Craig Harris (trombone) Wallace Roney, Jr. (trumpet)

Perfection
Allen Murray
Motema Music
2016-04-15
デビッド マレイ

 激烈真っ黒けテナーのDavid Murray、最新作。
 ごっつい女性コンビとのトリオ作品。
 ゲストの参加もありますが一曲のみ、基本的にはベースレスの変則トリオ。
 プロデューサーはTerri Lyne Carrington、彼女が仕切っているバンドなのでしょう。
 アバンギャルドでもなんでも、どんとこいのお三方。
 ベースレスなので、多少フリーっぽい展開を期待していましたが、概ね定常なビート、意外にもオーソドックスなジャズ。
 三人揃って定常なビートで演奏すると普通のコンボに同じ。
 三者でのフリーフリーインプロビゼーションの場面はありますが、その時間はわずか。
 ちょっと拍子抜け・・・ってなわけでもないですが、予想と違って平和です。
 が、サックス、ピアノのいずれかが抜けると、ドラムとのDuoでのインタープレー。
 そんな場面もいくつか。
 もちろんビートはフリー。
 そのあたりがこのバンドのカッコよさ。
 ベースレスでやりたかったことがそれであれば、面白いバンドなのかもしれません。
 David Murrayはまだまだ元気。
 真っ黒けな野太い音でいつも通りの強烈な吹きっぷり。
 Geri Allenもやんちゃで過激なピアノ。
 Terri Lyne Carringtonにはいつも“Till We Have Faces” (1992) Gary Thomasのような演奏を期待してしまうのですが、それはまた次作に・・・
 ってな感じで、次作はもっとフリー度上げた激しいヤツを期待。
 このメンツだとカッコいいのができそうなのだけど、今は流行らないのかなあ・・・




posted by H.A.