“Brasil '65” (1965) The Sérgio Mendes Trio, Wanda De Sah, Rosinha De Valenca
Sérgio Mendes (Piano) Wanda De Sah (Vocals) Rosinha De Valenca (Guitar)
Sebastião Neto (Bass) Chico Batera (Drums) Bud Shank (Flute, Sax)

ブラジル’65
セルジオ・メンデス・トリオ~ワンダ・ヂ・サー



 Sérgio Mendes、Wanda De Sahを半数の曲でフィーチャーしたアルバム。
 ジャズファンからすれば“Getz/Gilberto” (1963)の方が馴染みがあり、Sérgio Mendesを好まない人もいるのかもしれません。
 が、タイプは違えど、こちらもアメリカ制作ジャズサンバの名作。
 沈んだ凄み、湿り気のある“Getz/Gilberto”に対して、乾いた質感の本作。
 こちらの方が本場のムードには近いのでしょう。
 Sérgio Mendesとしてもこの作品がアメリカ進出の端緒だったのでしょうかね?
 Jobimナンバーはもちろん、キャッチーな曲を選りすぐったような、今から見ればベタベタな選曲。
 どこかで聞いたメロディ揃い。
 Wanda De Sahはいつも通りのハスキーな声で淡々とした歌。
 神様Joao Gilbertoと比べても仕方ないのですが、同じような沈んだムード。
 かわいらしい云々だけでなく、どことなく凄みが漂っているような気もします。 
 もう一人のフィーチャリングアーティストRosinha De Valencaのギターもタメを活かしたしっとり系。
 Sérgio Mendesのピアノもそれにつられたかどうか、少し沈んだ面持ち、淡々としたビート。
 Bud Shankのサックスだけが明るく元気です。
 気のせいなのかもしれませんが・・・ 
 といったところで、明るく元気になりすぎないジャズサンバ、素晴らしいコラボレーション。




posted by H.A.