“Fluid Rustle” (1979) Eberhard Weber
Eberhard Weber (bass, percussion)
Bill Frisell (guitar, balalaika) Gary Burton (vibraphone, marimba) Bonnie Herman, Norma Winstone (vocals)

Fluid Rustle
Universal Music LLC
エバーハルト ウェーバー


 Eberhard Weber、名作“Silent Feet” (1977)、“Little Movements” (1980)の間の作品。
 サックスCharlie Mariano、ピアノRainer Brüninghausが入った当時のバンドではなく、Bill Frisell、 Gary Burtonを迎えたソロアルバムの色合いが強いアルバム。
 フュージョン的な音ですが、上記のメンバー、さらにドラムレス、ジャズ度は薄目。
 その分、浮遊感が強く、スペーシーさも増幅。
 さらにBill FrisellのギターとGary Burtonのビブラフォンがそれらを増長。
 Eberhard Weber, Gary Burton, Pat Methenyが揃った“Ring” (Jul.1974), “Passengers” (1976) Gary Burtonは、ホントはこんな感じの浮遊感の強い音を作りたかったんじゃないかなあ・・・とか思わせる音。
 終始フワフワとした穏やかな音。
 さらに要所で入るコーラスの幻想的なムード。
 もちろんこの人の作品ですので、暗かったり深刻だったり、難解だったりはしません。
 ECM特有のピリピリした緊張感もありません。
 長尺な4曲、しっかりしているようで曖昧な不思議なメロディライン。
 また、長尺なインプロビゼーションはなく、豪華サポートメンバーも前面に出るわけではなく、アンサンブル、背景作り中心。
 それでも、なぜか退屈はありません。
 温かすぎず、冷たすぎず、カラッとしすぎず、湿っぽすぎず、ちょうどいい心地よさ。
 朝、起きぬけに流れていたらとてもいいなあ、と思うとても柔らかで優しい音。
 Eberhard Weberのベースのマジック。




posted by H.A.