“Hidden Tresure” (1979) Andy Narell
Andy Narell (Steel Drums, Drums, Keyboards, Percussion, Piano, Timbales, Vocals)
Glenn Cronkhite (Drums, Percussion) Steve Erquiaga (Guitar) Richard Girard (Bass, Bass Accordion) Jenny Holland (Vocals) Steve Miller (Vocals) Jeff Narell (Percussion, Timbales) Kenneth Nash (Bongos, Congas, Percussion, Timbales, Vocals) Jeffrey Norman (Piano) Debbie Poryes (Vocals)

Hidden Treasure
Andy Narell
Inner City Jazz
アンディ ナレル


 夏らしく(それらしくないのも含めて)スチールパン、スチールドラムシリーズ。
 ジャズ、フュージョン系ではなかなか少数なようですが・・・


 フュージョン系スチールパン奏者Andy Narell、これがデビュー作なのでしょう。
 あの時代っぽく複雑ながら整ったリズム、ブレイク〜キメの多いアレンジのフュージョン。
 それでもナチュラルに仕上がっていて、今聞いても違和感のないサウンドです。
 パーカッションがラテンっぽさを醸し出していますが、カリブというよりも現代的なビート、フュージョンのムード。
 グルーヴに乗ったスチールパンの音が心地よい音作り。
 さらにいい感じのクリーントーンのエレキギター、ピアノのインプロビゼーション。
 他のバンドでの演奏は知らない人たちですが、なかなかの手練れです。
 他にもスチールパンとピアノのDuoやら、各人のソロやら、さまざまな編成での音作り。
 楽曲はオリジナル曲中心。
 カリブっぽくは作ってありますが、やはり洗練されたアメリカンな雰囲気ですかね。
 Andy Narellお得意のそこはかとない哀愁が漂うメロディ。
 最後に強烈な4ビート、ハイテンションなインプロビゼーションもあり、それがカッコいいんだけどなあ・・・
 後の涼し気で洗練された音になる一歩手前、少々熱いAndy Narell。




posted by H.A.