“The Best of Two Worlds” (May.1975) Stan Getz
Stan Getz (Tenor saxophone) João Gilberto (vocals, guitar)
Heloisa (Miúcha) Buarque de Hollanda (vocals) Albert Dailey (Piano) Clint Houston, Steve Swallow (Bass) Billy Hart, Grady Tate (Drums) Airto Moreira, Reuben Bassini, Ray Armando, João Gilberto, Sonny Carr (Percussion) Oscar Castro-Neves (guitar)

スタン ゲッツ 
ジョアン ジルベルト

 “Getz/Gilberto” (1963)から10年超、スタジオ録音では二度目の共演。
 さすがに時間が経ち、時代が変わって前作とは違う、ブラジリアンジャズ、あるいはMPBの雰囲気も漂う作品。
 “Getz/Gilberto” (1963)の静謐な凄みはありません。
 明るくて元気な現代的な音作り。
 それでもJoão Gilbertoはいつも通りで変わっていません。
 Stan Getzも変わっていないのかもしれません。
 が、録音~ミックスも手伝ってか、サポートメンバー、サックスは元気いっぱい系。
 1970年代ジャズ全盛、あるいはフュージョン時代自体の入り口、ミュージシャンはアメリカ人中心、アレンジがOscar Castro-Nevesなこともあるのでしょう。
 Jobimナンバー中心に言わずと知れた名曲揃いですが、アップテンポ、にぎやかで華やかなムードが印象に残ります。
 Stan Getzも吹きまくり。
 それでもJoão Gilbertoが歌いだすと浮かれたムードが抑制され、あの世界へ・・・
 João Gilbertoの新しい奥様Miúchaも参加。
 Astrud Gilbertoが素人っぽい危うさが魅力だったのに対して、Miúchaは上手さ抜群。
 歌い方からするとジャズシンガーなのでしょうかね?
 フィーチャーされるのは数曲のみ、他の作品での録音も少ないのは残念なところ。
 現代的なGetz/Gilberto。
 時代も周りの音も変わりましたが、João Gilbertoは変わりません。
 それがカッコいいなあ。




posted by H.A.