“Right Brain Patrol” (1992) Marc Johnson
Marc Johnson (upright bass)
Ben Monder (electric, acoustic guitars) Arto Tunçboyaciyan (percussions, vocals)

Right Brain Patrol
Marc Johnson
Winter & Winter
マーク ジョンソン


 Marc Johnson、現在人気のBen Monder、トルコのパーカッショニスト、ボーカリストとのバンド。
 冒頭、いきなりのエキゾチックなボイス。
 楽曲もArto Tunçboyaciyanとリーダーがほぼ分け合う形。
 ターキッシュ?な色合いとコンテンポラリージャズが混ざり合う色合い。
 Bass Desiresのようなロック色はほとんどありません。
 全体を漂う寂寥感と少々妖しいムード。
 ECMで録音してもよさそうなイメージですが、本作は同じくドイツのJMT。
 妖しさはありますが暗くはなく、全編ビートが効いたグルーヴィーな音。
 ECMだったらもっと沈んだ音、緊迫感の強い音になっていたのかな?
 リーダーのベースがいつになく躍動感のある動き。
 ヒタヒタと迫ってくる系のうるさくないパーカッションとの相性が抜群。
 ベースがグングン引っ張るビート。
 何曲かは私が知る限りの彼のベストパフォーマンスのひとつかも。
 Ben Monderは変幻自在。
 現在と同様、この頃から強烈な浮遊感、不思議系。
 が、提供曲がもろブルースだったり、これまた不思議。
 近年の作品“Amorphae” (2010,2013)よりもシングルトーンでメロディを紡ぐ場面が多いでしょうかね。
 もちろんフレーズも音色もクリーントーン中心ながら不思議系。 近未来系も一曲。
 いずれにしても只者でない感じが全演奏に漂っています。
 全体を眺めるとエスニックで不思議系ながら爽やかなムードもあり、いい感じで洗練された音。
 Marc Johnsonのエスニック系、“Magic Labyrinth” (1995)へと続きます。




posted by H.A.