“Tales from the Hudson” (1996) Michael Brecker
Michael Brecker (tenor saxophone)
Pat Metheny (guitar, guitar synth) Joey Calderazzo (piano) Dave Holland (bass) Jack DeJohnette (drums) McCoy Tyner (piano) Don Alias (percussion)

Tales from the Hudson
Brecker Brothers
Impulse
マイケル ブレッカー


 Michael Breckerのジャズ作品。
 エレクトリック・マイルス所縁のドラムとベースに、スーパーピアニスト、さらにPat Metheny。
 Pat Methenyとの共演は“Michael Brecker” (1987)以来?
 以後もMichael Breckerのアルバムには準レギュラー的にPatが参加します。
 メンバーの顔触れまんまのハイテンション、エキサイティング系ジャズ。
 基本的にはアコースティック4ビート。 ある意味、待ってました、のジャズ作品。
 冒頭からの全力疾走。
 背景を作るドラムとベースは言わずもがなのつわものたち。
 叩きまくりのドラムと強烈な推進力のベース。
 終始ハイテンションな激しいビート。
 そんな音を背景にPat Methenyのソロから始まりますが、後続のサックスソロの凄まじいこと。
 ここまで吹ける人はいないでしょう。 この人の持ち味、端正なブチ切れソロ。
 さらにはJoey Calderazzoの凄まじい疾走感のピアノ。
 続くは名作曲家Joey Calderazzoの哀愁漂うミディアムチューン。
 ブルーノートなムードも漂うカッコいいジャズ・・・・・・
 Pat Methenyは好調、ギターシンセサイザーは一曲のみ、基本、流麗なジャズギター。
 が、Michael Breckerの勢いに太刀打ちできる音はなかなか・・・
 そんな激しく強烈な演奏が次から次へと続きます。
 みんなが手数多過ぎでしょうし、情緒に欠ける質感、複雑でメカニカルな楽曲はモダンジャズファンから評判がよろしくないのかもしれません。
 が、現代的なアコースティック4ビートで、これだけ激しいリズム、これだけ激しいインプロビゼーションを聞けるアルバムはなかなかありません。
 その意味で唯一無二のアルバムかな、と思います。




posted by H.A.