“Time Is of the Essence” (1999) Michael Brecker
Michael Brecker (tenor saxophone)
Pat Metheny (guitar) Larry Goldings (organ) Elvin Jones, Jeff "Tain" Watts (drums) Bill Stewart (drums)

Time Is of the Essence
Brecker Brothers
Polygram Records
マイケル ブレッカー


 Michael Brecker、オルガントリオを従えた作品。
 そのギターがPat Metheny、一部のドラムがElvin Jonesといった、いつもながらに超豪華メンバー。
 本来、オルガンが入るとスペーシーでスムースな音楽になりそうですが、この作品もハイテンションなハードジャズ。
 もちろんモダンジャズなオルガン作品ではなく、コンテンポラリージャズ。
 相変わらず楽曲のメロディラインは複雑で愛想はありませんが、テーマの提示が終わると突然動き出す音楽、 ぐんぐん前に進む推進力。
 グルーヴと呼ぶにはあまりにも激しいビート。
 これでもかこれでもかと吹き続ける激しいサックス。
 ここでもPat Methenyは弾き負けているというか、サポートに徹しているというか、そんな感じ。
 Pat Methenyの穏やかなギターが前面に出てくると落ち着きます。
 Patが提供したモダンジャズなタイトル曲になるとホッとしたりして。
 オルガンジャスと聞いてこのブルージーな曲を準備したのかも。
 でも全体としては・・・
 まあ、並みのオルガンジャズではありません。
 それを激しすぎて寛げないととらえるか、痛快でスカッとするととらえるか、人それぞれ。
 体調を選んで聞いた方がいいのかな?
 そんな感じの凄まじいオルガンジャズ。




posted by H.A.