“Shadows and Light” (Sep.1979) Joni Mitchell
Joni Mitchell (electric guitar, vocals)
Pat Metheny (guitar) Jaco Pastorius (fretless bass) Don Alias (drums, percussion) Lyle Mays (electric piano, synthesizer) Michael Brecker (saxophones)

Shadows & Light
Joni Mitchell
Rhino/Wea UK
ジョニ ミッチェル


 ポップス界のスーパースターJoni Michell、ジャズ・フュージョン界のスーパースターを従えたライブアルバム。
 Jaco Pastorius が全面的にサポートした“Don Juan's Reckless Daughter” (1977)、“Mingus” (1979) Joni Mitchellといった名作のリリースコンサートだったのでしょう。
 スタジオ録音にPat Metheny、Lyle Maysは参加していませんし、Jaco、Patの共演した音源は“Bright Size Life” (1975) Pat Metheny以来、後にはないと思いますので、その意味でも貴重な作品。  
 上記の二作からの選曲が中心ですが、音楽のイメージは異なります。 少々ラフな印象。
 ライブゆえ、スタジオ録音作品の神がかった音の加工が十分にはできません。
 また、楽器のバランスも微妙なので、その辺りは割り引いて聞きましょう。
 やはりバンド全体を支配するのはJoni Michell に加えて、Jaco Pastoriusのベース。
 この人がベースを弾くと、ポップスであれ、ジャズであれ、ファンクであれ、ビート感が特別なものに変わってきます。
 後ろから押されるような強烈な推進力、グルーヴ。
 楽曲によってMichael Breckerがフィーチャーされたり、Pat Methenyがフィーチャーされたり。
 Pat Methenyは明るくアメリカンな“American Garage” (Jun.1979)の録音直後、また、フォーキーな音楽がルーツのひとつなのでしょうから、はまり役ではあるのでしょう。
 Lyle Mays含めて時折Pat Metheny Groupのフレーズを入れてくるのもご愛嬌。
 もちろん全編Joni Michellの音楽なので、もしJacoがPat Metheny Groupにいたら・・・、なんて想像できる場面はあまりないのは仕方ないところ。
 ここは素直にJoni Michellの音楽として聞くのが吉。




posted by H.A.