“Ring” (Jul.1974) Gary Burton
Gary Burton (vibraharp)
Eberhard Weber (bass) Michael Goodrick (guitar) Pat Metheny (guitar, electric 12-string-guitar) Steve Swallow (bass) Bob Moses (percussion)

Ring
Universal Music LLC
ゲイリー バートン


 Pat Metheny、ゲスト参加作品、未紹介アルバムから、私が知る限り。
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 Pat Methenyのソロ名義、共同名義の作品はこちら
 Gary Burtonバンドから、Michael Brecker他への客演、現時点の最新作“Cuong Vu Trio Meets Pat Metheny” (2016)まで。


 Gary Burton、2人のベース、2人のギターを迎えた変則バンドでのコンテンポラリージャズ。
 クレジットからするとGary Burton のバンドにEberhard Weberが客演した扱い。
 Eberhard WeberはECMでの初作“The Colours Of Chloë” (1973)を作ったばかり。
 ECM総帥Manfred Eicherとしても諸々の可能性を試そうとしていた時期なのでしょう。
 ”The Colours Of Chloe”のカバーも収録されています。
 Pat MethenyはこれがECMでの初録音。
 但し大きくフィーチャーされるわけではありません。
 ギターの2人は背景を作る役割。
 少々1970年代を感じさせる音使いで妖しいムードを醸し出しています。
 後から聞いた立場としては、Gary Burtonの華やかな浮遊感と、Eberhard Weberのスペーシーな浮遊感が融合して、さらにPat Methenyの浮遊感の強いギターが加わると・・・
 などと想像してしまいますが、残念ながらそんな印象の場面はわずか。
 Eberhard Weberの居場所が曖昧な印象。
 また、前面に出るギターは師匠?のMichael Goodrick。
 まだ各人ともに手の内の探り合い、ってな感じでしょうか。
 メランコリックな曲、ジャズロック、などなど、さまざまなテイスト。
 ギターが作る妖しい音を背景にして、ビブラフォン、ベース、ギターがメランコリックなソロを奏でていく形。
 ジャズっぽさは強くありませんが、ジャズ、ロック、フォークあたりが混ぜ合わさった独特の色合いのコンテンポラリージャズ、あるいはジャズロック。
 オリジナルよりもソリッドでフュージョン色が強い、ドラマチックな”The Colours Of Chloe”で締め。
 この後、Pat Methenyは”Bright Size Life” (Dec.1975)を制作、彼を含めたGary Burton Quintetは“Dreams So Real” (Dec.1975)へと続いていきます。




posted by H.A.