“The Unity Sessions” (2014) Pat Metheny
Pat Metheny (guitars, guitar synth, electronics, orchestrionics)
Chris Potter (tenor sax, bass clarinet, soprano sax, flute, guitar) Ben Williams (acoustic, electric bass) Antonio Sánchez (drums, cajon) Giulio Carmassi (piano, flugelhorn, whitling, synth, vocals)

The Unity Sessions
Pat Metheny
Nonesuch
パット メセニー


 Pat Metheny、Unity Goupでのスタジオライブアルバム。
 メンバーは”KIN (←→)” (2013)と同様。
 楽曲は“Unity Band” (2012)、”KIN (←→)” (2013)から+α。
 アレンジも大きくは変わっていないと思います。
 2016年の発表ですが、”Kin” (2013)のツアー?の後の録音のようです。
 ザックリ作る感があったバンドだけに、ブチ切れた超ハイテンションな演奏になるかと思いきや、意外にも落ち着いた質感。
 スタジオ録音作品自体が各曲長尺、超ハイテンションだったこともありますが、それらと同じイメージ。
 一糸乱れぬ完璧なライブもこの人の持ち味でしたね。
 冒頭曲、瑞々しいアコースティックギターソロで始まりますが、シンバルのバシャーンの合図とともに徐々にハイテンションに。
 Antonio Sánchezはずーっと叩きっぱなし。
 ”The Way Up” のライブDVDだと楽曲が複雑な分、緩急があったように思いますが、このバンドではあのシンバルが断続的に響きまくり。
 と思いながら聞いていたら、気が付けば強烈なインプロビゼーションの雨あられ・・・
 終盤の”Kin”、”Rise up”辺りになると耳から血が・・・
 ・・・んなことはないですが、ハイテンションな凄まじい演奏が最後まで続きます。
 アンコール的な締めは、”Trio 99 → 00”(1999)に入っていた端正なジャズ曲"(Go) Get It”を、どぎついディストーションかけたギター(フレットレス?)でグチャグチャギュイーン、ドラムとのDuoでのロックンロール・・・
 こりゃ凄いや・・・
 その他、“80/81” (1980)からの”Two Folk Songs #1”のチョイスは、あのMichael BreckerとChris Potterを比べてみよう、ってな感じでしょうか。
 オリジナルバージョンのイメージを踏襲し、ギターソロなしの潔さ。
 あちらほど長尺のサックスソロではありませんが、Chris Potter、似た感じのブチ切れ方してますねえ。
 あるいは、アコースティックギターでの”Phase Dance”~” Minuano”~・・・なんて懐かしい曲のメドレーもあります。
 こちらは“What's It All About” (2011)と同様の極端に落ち着いたムード。
 といった感じで、緩急はありますが、全体的にはハイテンション。
 CD2枚、凄まじい高揚感、お腹一杯ごちそうさまなライブ。




posted by H.A.