“Unity Band” (2012) Pat Metheny
Pat Metheny (guitars, guitar synth, orchestrionics)
Chris Potter (tenor sax, bass clarinet, soprano sax) Ben Williams (acoustic bass) Antonio Sánchez (drums)

Unity Band
Pat Metheny
Nonesuch
パット メセニー


 Pat Metheny、ニューヨーク的コンテンポラリージャズ、ハード系。
 Pat Metheny Group“The Way Up” (2003-4)以降、Christian McBrideとのトリオBrad Mehldauとのコラボレーション、その他を経た後の作品。
 当時~現在も流行っているギタートリオ+サックス。
 Chris Potterのバンドにも名ギタリストAdam Rogersがレギュラーメンバー、“The Remedy” (2006) Kurt Rosenwinkelなど新世代に刺激されたのかもしれません。
 それとも故Michael Breckerの影をChris Potterに見たか・・・?
 近年のニューヨーク系コンテンポラリージャズ、大きくはハード系と浮遊感強い系に分かれそうですが、こちらはハード系。
 Pat Metheny Groupのサウンドがベビーになったのが”Quartet” (1996)以降、ニューヨーク系コンテンポラリーっぽいAntonio Sánchezの参加が“Speaking of Now” (2001)から、強烈な変拍子の“The Way Up” (2003-4)、などといった事から想像すると、Pat Methenyも近年のコンテンポラリージャズ・ハード系サウンドを作った一人なのかもしれません・・・どうだろ?
 全曲Patのオリジナル曲ですが、サウンドは他のメンバーの名前から想像される音。
 激しいビート、深刻系で強面、少々重々しい楽曲。
 ハード&ヘビーなサウンド、ブチ切れ気味のハイテンションインプロビゼーション。
 Chris Potterのサックスを中心にソリッドな音、Antonio Sánchez のシンバルの強烈な”バシャーン”はこれまで通り。
 ギターも音色こそ変わりませんが、バンドサウンドにつられてか、いつになくハードでソリッドな印象。
 徹底的に作り込まれた感のあるPat Metheny Groupの音に対して、ラフでソリッド、その分ジャズ度も高いイメージ。
 本作の流れはそのまま“KIN (←→)” (2013)に、2016年新作”The Unity Sessions”(2014)へと引き継がれます。




posted by H.A.