“Trio 99→00” (Aug.1999)、“Trio→Live” (1999-2000) Pat Metheny
Pat Metheny (electric/acoustic/12-string/fretless guitar, guitar synthesizer, Pikasso guitar)
Larry Grenadier (bass) Bill Stewart (Drum)

Trio 99-00
Pat Metheny
Warner Bros / Wea
パット メセニー



 Pat Metheny、“Question and Answer” (1989)以来、10年ぶりのジャズギタートリオ作品。
 ベースとドラムは大御所二人の前作に対して、新世代、新感覚の人。
 特にBill Stewartのドラムはちょっと変わった音の使い方、新しい感じがしますかね。
 淡々と進むベースと、タイミングが読めないアクセントとシンバルの断続的な響き、自由なドラムの対比が面白いところ。
 また、全編ジャズだった“Question and Answer”に対して、Patお得意のアメリカンフォーキーな楽曲も。
 ギターは絶好調。
 普通のジャズギタリストとはなんだか違う、先の読めないフレージングは、ジャズを演奏する際のこの人の特徴。
 次から次へとフレーズが出るわ出るわ・・・
 素直な4ビート、長尺なブルース、Wayne Shorter曲、フォーキーな曲、Pat Metheny Groupの曲などなど、やりたい曲を楽しんで演奏しているって感じでしょう。
 ライブアルバムについても同様。
 スタジオ録音ではエレキギターとアコースティックギターのみでしたが、ライブではギターシンセサイザー、ピカソギターなども使っています。
 あの懐かしい”Bright Size Life”、人気曲“James”、そして20分近い長尺の名曲“Question and Answer”の意外にもヘビーなブチ切れた演奏、激しい系アバンギャルドも終盤に、などなど。
 この時期、複雑、ハイテンション、ドラマチック路線に舵を切ったPat Metheny Groupの骨休め・・・ってなことはないのだと思います。
 リラックスしているようでハイテンションな超人的ジャズギタートリオ。
 凝りまくった完成度の高いグループサウンド云々ではなく、Pat Methenyのギターをとにかく聞きたいって人には、これらのトリオ作が最高なのでしょうね。




posted by H.A.