”Jim Hall & Pat Metheny” (Jul,Aug.1998) Jim Hall, Pat Metheny
Jim Hall (electric guitar) Pat Metheny (electric, fretless acoustic, Pikasso guitar)

Jim Hall & Pat Metheny
Jim Hall
Telarc
ジム ホール 
パット メセニー

 Pat Metheny、John Scofield、Charlie Hadenの次のコラボレーションはJim hall。
 スタジオ録音とライブを織り交ぜた穏やかなギターミュージック。
 Pat Methenyからすればアイドルとの共演なのでしょう。
 確かに二人の区別はつけにくく、フレージングはともかく、音色やタッチはそっくり。
 そんな2人の柔らかなエレキギターを中心として、アコースティックギター、ピカソギター、フレットレスギターの使用が数曲。
 少し靄が掛かったような感じの音がJim Hall、明度が高い音がPat Methenyなのでしょう。
 二人のオリジナル曲にジャズ曲、フリー?インプロビゼーションを少々。
 ジャズを中心として、フォークロックあり、少々のアバンギャルドあり。
 淡々と進む柔らかな音のギターの絡み合い。 
 聞き流すとサラサラと心地よい音が流れていく感じなのですが、個々の音の動きに留意して聞くと緊張感の塊。
 フロント、バック、それぞれが次にどう動くのか、どんなフレーズが飛び出すのか、どう展開するのか、ドキドキもの。
 Pat MethenyはいつものPat節、Jim Hallもこの時御歳おいくつなのかわからない若々しい演奏。
 モダンさ、瞬発力など含めて、ホントに区別がつきません。
 師弟というより双子の兄弟のよう。
 そして最後は、あの名作Duo“Intermodulation” (1966) Bill Evans, Jim Hallの最後に収められた"All across the City"、なんて粋な演出。
 寛いで聞き流しても心地よし、その名人芸と緊張感をじっくり聞くのもよし。




posted by H.A.