“Question and Answer” (Dec.1989) Pat Metheny
Pat Metheny (guitar)
Dave Holland (bass) Roy Haynes (drum)

Question and Answer
Pat Metheny
Nonesuch
パット メセニー


 Pat Metheny、トリオでのジャズ作品。
 “Letter from Home” (1989)の後、ジャズトリオは“Rejoicing” (1983)以来。
 “Rejoicing”はフリーや実験的な要素も大きい作品でしたが、本作はあくまで4ビートのアコースティックジャズ。
 ポストECMでのソロ作品、“Song X” (1985)に次ぐ試行その2。
 いかにもRoy Haynesな最初から最後までパタパタと煽りまくるリズムに乗って弾きまくり。
 Dave Hollandは意外にも抑制気味でしょうか。
 ちょっと聞きでは普通のジャズギタートリオ、リズムも定常、コードの縛りも守っているようですが、ここまで自由に弾きまくったギターアルバムって他にあったかなあ?
 フレージングも普通なようでなんだか違う感じ。
 ブルース色は感じないし、予想できる音とは違う方向に飛んでいくイメージ。
 オリジナル曲ではあまり感じないのですが、スタンダード曲ではそれを強く感じます。
 決してアバンギャルドではないのですが、やはりOrnette Colemanへの憧れ~影響が強いのでしょうかね。
 ともあれ、終始スウィングしまくる極上のビートのジャズ。
 Roy Haynesのドラムにはクールさすら感じます。
 あるいはJohn Coltraneの”Selflessness” (1963) 収録“My Favourite Things”と同様、陶酔感を誘うビート。
 それに乗って突っ走るクリーントーンのギター。
 寛いでのんびりゆったり聞ける感じのジャズではないかもしれませんし、ちょっと変わってるなあ・・・感はありますが、その分エキサイティングでスリリング。
 それでも上品で洗練されたジャズギタートリオ。




posted by H.A.