“Song X” (1985) Pat Metheny, Ornette Coleman
Pat Metheny (guitar, guitar synthesizer) Ornette Coleman (alto saxophone, violin)
Charlie Haden (acoustic bass) Jack DeJohnette (drums) Denardo Coleman (drums, percussion)

Song X
Pat Metheny
Nonesuch
オーネット コールマン
パット メセニー

 Pat Metheny、Ornette Colemanとの共演作。
 ECM 最終作“First Circle” (1984)の後。
 デビュー当時からOrnette Colemanへの憧れは明白でしたので、ECMの縛りが無くなったらやりたかった企画なのでしょう。
 過激なフリージャズが印象に残る作品。
 激烈系の演奏は、さすがにここまでノイジーだと頭の中をかき回されるようで、ちょっと引いてしまいますが、すごい演奏であることは確か。
 Jack DeJohnetteが叩き出す激しいビート、マシンガンのようなベースを背景にした超弩級のエネルギーの放出は、聞き方を変えれば心地いいんだろうなあ・・・とは想像はできます。 私はいまだに慣れませんが・・・
 激烈系の数曲以外は、文字通り自由に飛び回るようなサックスとギターがカッコいいのですがねえ。
 ともあれ、お気に入りはそんな激烈な演奏の中にポツンと置かれた絶品のスローバラードの"Kathelin Gray"。
 最初から最後までリズムが定まらないルバートっぽい演奏。
 もの悲しく美しいメロディ、コードの上で、サックスとギターのフワフワと漂いながらの絡み合いが最高にカッコいい。
 Pat Metheny、ルバートっぽい演奏はしないので貴重。これだけではないかなあ。
 問題作だと思いますが、"Kathelin Gray"一曲で買いです。




posted by H.A.