“80/81” (May.1980) Pat Metheny
Pat Metheny (acoustic, electric guitars)
Charlie Haden (acoustic bass) Jack DeJohnette (drums) Dewey Redman, Michael Brecker (tenor sax)

80-81 (Comp)
Pat Metheny
Ecm Records
パット メセニー



 Pat Metheny、豪華メンバーを集めた作品。
 爽やかで健全なフュージョン“American Garage” (Jun.1979)の後、過激さが表出する“Offramp” (Oct.1981)の前。
 Lyle Maysと一緒にではなく、一人でお気に入りのメンバーを集めて、やりたいことをやってみた、といった感じなのでしょう。
 全体的には、アコースティックギターが前面に出るフォーキーでアメリカンなフュージョンと、Ornette Colmanっぽいジャズの二本立て。
 Michael Breckerが入る曲はフォークロック的な曲。
 激しいドラムとアコースティックギターのストローク、その上を突っ走るサックス。
 何故かDewey Redmanっぽいブチ切れサックスだったり、バラードではこの人にしかできないとも思える強烈な推進力かつスムースな心地よいソロ。
 Dewey Redmanが入る曲はOrnette Colmanっぽいジャズ。
 Charlie Hadenのベースも合わせて、Keith Jarrettのバンドの一面を想わせたりします。
 あのバンドのドラマーがJack DeJohnetteだったら、とかも想像してみたり・・・
 なお、CD一枚に編集されたアルバムでは二曲がカットされています。
 カットされたのは、Jack DeJohnette、Pat Methenyの長尺で激烈なDuo〜Ornette Colmanっぽいジャズのやんちゃな感じの演奏。
 それらもとてもカッコいいんですが・・・
 他含めてJack DeJohnetteが全編叩きまくり。
 凄まじいドラムがハイテンションなアルバムのイメージを決めているように思います。
 Patの作品、Lyle Maysがいないとフォーク、フォークロック、Ornette Colmanっぽいジャズ、アバンギャルドのいずれかだったりします。
 Pat Metheny Groupとは何か微妙に違う音。
 いずれにしてもPatのルーツの全貌が確認できる作品、また、アバンギャルド風味が入る“Offramp” (Oct.1981)へ展開していく流れが見える作品。




posted by H.A.