“New Chautauqua” (Aug.1978) Pat Metheny
Pat Metheny (electric 6 and 12 string guitars, acoustic guitar, 15 string harp guitar, electric bass)

New Chautauqua
Pat Metheny
Ecm
パット メセニー


 Pat MethenyのPat Metheny Group以外、ソロ名義、共同名義の作品、私が知る限り。
 Pat Metheny Groupの作品はこちら


 Pat Metheny、グループでの初作“Pat Metheny Group” (Jan.1978) の後のソロ作品。
 ベース、バッキングのギターなどをオーバーダビングしているので、コンボでの作品として聞けます。
 さまざまな楽曲と音作り。
 冒頭のタイトル曲などいかにもPat Methenyサウンドなのですが、サビなどはJ-Popかと思うほどポップでキャッチー。
 爽やかでいい感じだし、ギターソロは完成されたPat Methenyなのですが、これはECMっぽくないですねえ・・・
 かと思うと、不思議な音階(日本的?)を使った幻想的な演奏、得意のアコースティックギターでのバラード、センチメンタルなポップス的バラード、アメリカンポップス的な曲、などなど。
 全体を眺めると、ジャズっぽい先のソロ作品"Bright Size Life” (Dec.1975)とはずいぶん異なるポップなイメージ。
 決して能天気ではなく、センチメンタルなイメージも強いのですが、いかにもアメリカ的フォークロックな感じ。
 やはりこの辺りがPatのルーツその1なのでしょう。
 いい曲が揃っているのでグループで制作すれば・・・とも思ったりもしますが、やはりこの形がいいのかな?




posted by H.A.