“Turning Point” (1992) Kevin Eubanks
Kevin Eubanks (Guitar)
Charnett Moffett, Dave Holland (Bass) Mark Mondesir, Marvin "Smitty" Smith (Drums) Kent Jordan (Flute)

Turning Point
Kevin Eubanks
Blue Note
ケビン ユーバンクス


 前掲“Spirit Talk” (1993) “Spirit Talk2” (1994)と三部作のような位置づけ、このアルバムが端緒なのでしょう。
 同様にカッコいいジャズ・フュージョン。
 この人のギターはカミソリのようにシャープ。
 ジャズとロックが混ざり合うフレージング、変幻自在の表現力と強烈な疾走感。
 それでいて繊細で上品。
 攻撃的なベース、ドラムが作る強烈なグルーヴ。
 メンバーの名前から想像される音そのままに激しいビート。
 でも、うるさくはなくて、ヒタヒタと迫ってくる系。
 複雑な構成の楽曲。
 その上で展開される攻撃的なインプロビゼーション。
 強烈な演奏ながらも、なぜか上品、爽やかな印象にまとめてしまう、アンサンブル、アルトフルート、アコースティックギター。
 激しく複雑なのになぜか爽やかで聞きやすい。
 徹底的に洗練された、キレイでとてもクールな音。
 クリエイティブだけど聞きやすい、カッコいいコンテンポラリージャズ。
 最近のコンテンポラリージャズの主流は不思議系でしょうかね?
 この種の攻撃ながらスッキリしていて分かり易い音楽、今はなかなかありません。
 流行らないのかなあ。
 二十年以上前の作品だけど、今の耳で聞いて名アルバムだと思うのだけど。




posted by H.A.