”Dansere” (1975) Jan Garbarek, Bobo Stenson Quartet
Jan Garbarek (saxophones) Bobo Stenson (piano)
Palle Danielsson (bass) Jon Christensen (drums)

Dansere
Universal Music LLC
ヤン ガルバレク 
ボボ ステンソン


 Jan Garbarek, Bobo Stenson Quartet二作目にして最終作。
 Keith Jarrettのバンドと並行して動くもう一つのヨーロピアンカルテット、純北欧版。 
 本作も”Witchi-Tai-To” (Nov.1973)と同様にメランコリックでハイテンションな音。
 冒頭曲からただ事ではないムードのメロディライン、極度の緊張感。
 美しくも鋭いピアノ、氷のように透明で冷たい質感ながら張り裂けるようなテナー。
 本作、曲は全てJan Garbarekのオリジナル、不思議系、ちょっと怖い系。
 前作はカバー中心でしたが、ここからはJan Garbarek全開ってなところでしょうか。
 この寛げない緊張感の塊のようなメロディ、質感が、このバンド、この頃のJan Garbarekの真骨頂でしょう。
 前作同様、慣れてしまえばいいのですが、このアルバムの方が少し時間がかかるかも。
 私もかかりました。十年以上も・・・。
 いや、本作にはまだ慣れていないかも・・・
 さておき、Bobo Stensonのピアノの美しいこと。
 Keith Jarrttをかなりジャズ寄りに振ったイメージ。
 アップでは転がりながら突っ走り、スローでは漂うような美しいピアノ・・・。
 と、安心して聞いているといきなりJan Garbarekの雄叫び、あるいは金切声・・・
 いくつかあるルバートでのバラードもかなり沈痛。
 全編静謐なムードながら、怖さも漂うハイテンションな音楽。




posted by H.A.