“Gimontipascoal” (2009,10) Hamilton de Holanda & André Mehmari
Hamilton de Holanda (10-string mandlin) André Mehmari (Piano)
Egberto Gismonti (guitar) Hermeto Pascoal (Fender Rhodes, percussion)

Gismontipascoal a Musica De Egberto & Hermeto
Hamilton De Holanda
Microservice Brazil
アミルトン ヂ オランダ 
アンドレ メマ


 ブラジルのマンドリン奏者、ピアニストのDuo。
 “Continuous Friendship (Continua Amizade)” (2007)次ぐ作品、本作はブラジルの大御所Egberto Gismonti, Hermeto Pascoalへのオマージュ。
 両者の楽曲中心の構成に加えて、本人達が一曲ずつに参加。
 もちろん名曲、代表曲のオンパレード。
 これだけの条件が揃えばブラジルの人たちにとってはもはや聖典なのでしょう(?)。
 Hamilton de Holanda、André MehmariのDuoならではの伸び縮みするビート。
 伸び縮みしながらもピタリと寄り添い、ズレないコンビネーション。
 スローテンポでは漂い、アップテンポでは強烈な疾走感。
 一曲の中でもテンポが上がったり下がったり、ビートが伸びたり縮んだり、変幻自在。 それでも決してズレない阿吽の呼吸。
 クラシックの香りを漂わせながらの疾走曲、哀愁が漂うメロディアスなバラード、止まりそうで止まらないスローテンポ・・・・
 いずれも揺れながら漂いながら、自然に落ち着くところに落ち着いてしまう不思議なビート感。
 Egberto Gismonti参加曲はスローテンポでの漂うようなバラード。
 とても穏やかで優しい表情。
 Hermeto Pascoal参加曲は15分に届く長尺な演奏。
 ユーモラスなようなアバンギャルドような、過激なような優しいような、目まぐるしく景色が変わっていく不思議な組曲風の演奏。
 全体通じて、単なる偉人へのオマージュ、懐古趣味チックな色合いは皆無。
 たった二人ながら、たった二人だからできる、とても豊かな音。
 とてもクリエイティブ、でもわかりやすい名作、名演。




posted by H.A.