“Rabo de Nube” (2007) Charles Lloyd
Charles Lloyd (tenor saxophone, alto flute, tarogato)
Jason Moran (piano) Reuben Rogers (bass) Eric Harland (drums)

Rabo De Nube
Universal Music LLC
チャールス ロイド


 Charles Lloyd、今度のパートナーは何作か続くドラマーEric Harland に加えて、ピアニストJason Moran、ライブ録音。
 ハイテンションながら現代的でクールなイメージの音。
 軽快に飛ばすCharles Lloyd を含めて、“Fish Out of Water” (1989)以降のしっとりとしたバラード路線のイメージはすっかりなくなりました。
 いきなりピアノトリオでのハイテンションなインタープレー。
 自在に変化するビート、フリーな色合い含めて攻撃的な演奏ながら、重々しくないし暗くはならないのが、いかにも現代の若手の演奏。
 Bobo Stensonだと重くて湿っぽくなりそうだし、Brad Mehldau、Geri Allenにしてもここまでの軽快感は出ないのでしょうね。
 Jason Moran、ビート感は新鮮ですが、フレージングはジャズピアノな感じ、乾いていて軽快な印象。
 ベースもドラムも同様、乾いた質感、軽快な疾走感。
 現代的です。
 が、二曲目はルバートでのイントロ、例の漂うCharles Lloyd。
 それでもリズムが入るとカラッとしたイメージ。
 連綿とした哀感・・・のイメージは薄い・・・
 そんな演奏が続きます。
 ま、プレーヤーの個性に加えてライブ録音といった事もあるのでしょう。
 でも、ここまで来ると変わったなあ、ってな感じ。
 21世紀型現代的クールネスへの転換、その2。
 Charles Lloyd御大自体はそのままですが。




posted by H.A.