“Jumping the Creek” (2005) Charles Lloyd
Charles Lloyd (tenor, soprano sax, tarogato)
Geri Allen (piano) Robert Hurst (double bass) Eric Harland (drums)

Jumping the Creek
Charles Lloyd
Ecm Records
チャールス ロイド


 Charles Lloyd、Geri Allenとの共演作。
 Bobo Stensonとのバンドの後、John Abercrombie、Brad Mehldau、Billy Higginsとの共演を経て、Geri Allenとは“Lift Every Voice” (2002)以来。
 この作品も二曲を除いてオリジナル曲。
 が、ここまで中心だったバラード路線ではありません。
 現代的スタイリッシュジャズの香りが濃厚。
 もちろんバラードもありますが、現代的なクールで複雑な楽曲のイメージが印象に残ります。
 演奏もテンション高め、攻撃的なイメージも。
 ドラムが今を時めくEric Harland。
 普通にジャズな演奏もありますが、いかにも彼らしい現代的な乾いたビート。
 しばらく共演が続きますのでそれに可能性を見出していたのかな?
 Geri Allenは “Lift Every Voice” (2002)では抑制気味にも聞こえた彼女らしさを解放。
 決して派手ではないし、甘口ではない玄人好みのクールなピアノ。独特の浮遊感。
 メリハリを効かせるタイプではなくて、音を敷き詰めながら突っ走るタイプ。
 そんなピアノを前面にしたエキサイティングな演奏、現代的な変拍子でのドラムとのDuo、ベースとのDuo、あるいはベースレスでの演奏、伸び縮みするリズム、フリージャズ的展開、などなど・・・、さまざまな試み。
 タメを効かせたバラードのCharles Lloydは少し前の作品あたりで終わっていたのでしょうね。
 20世紀的なクールネスから脱し、21世紀、現代的なクールネスに向けた試行、その1、かな?




posted by H.A.