“Lift Every Voice” (2002) Charles Lloyd
Charles Lloyd (tenor saxophone, flute, tarogato)
Geri Allen (piano) John Abercrombie (guitar) Marc Johnson, Larry Grenadier (double bass ) Billy Hart (drums)

Lift Every Voice
Charles Lloyd
Ecm Import
チャールス ロイド


 Charles Lloyd、前作“The Water is Wide” (Dec.1999)からJohn Abercrombieだけを残し、ピアノトリオを総入れ替え。
 復帰以降、静謐なオリジナル曲中心で強烈な印象のアルバムを残していますが、本作は前作と同様にスタンダード、ポップチューンが半数程度。
 オーソドックスなジャズの香り、そして黒人霊歌、アメリカ南部の香りが濃厚。
 Charles Lloydの作品群、メンバーもさることながら、曲選びがアルバムのイメージを決めているように思えます。
 ハードなイメージのGeri Allenも完全に抑制モードで堅実なサポート。
 前任のBrad Mehldauとは全く違う質感、浮遊感が強いのですが、それでもあまり強く自分の色を出そうとはしていないように感じます。
 John Abercrombieも同様。
 前作のセッションでは登場場面が限られ、かなり多めにフィーチャーされる本作でも、音色こそ彼の個性的な音ですが、抑制された演奏に終始。
 Geri AllenとJohn Abercrombieの共演場面は限られ、強烈なインタープレー、なんて場面は、残念ながらありません。
 といったことで、強烈で高テンションなジャズではなく、リラックス聞けるオーソドックスなジャズとして楽しむのがよさそうですね。
 それにしてもサポートメンバーがどうあれCharles Lloydは変わりません。
 1960年代から全く変わっていないのでしょう。
 その凄み。




posted by H.A.