“The Call” (1993) Charles Lloyd
Charles Lloyd (tenor saxophone)
Bobo Stenson (piano) Anders Jormin (double bass) Billy Hart (drums)

Call: Touchstones Series (Dig)
Charles Lloyd
Ecm Records
チャールス ロイド


 Charles Lloyd、ECMでの三作目。
 スーパードラマー三人目にしてこれからしばらくメンバーが固定されますので、やっとお気に入りの音になったのでしょうか。
 本作も全曲オリジナル、素晴らしいアルバム。
 一曲目からスロールバートでのバラード。
 以降は定常なビートを中心とした演奏ですが、確かにルバートでやるとなるとBilly Hartがいいのかもしれません。ルバートは一曲だけなのが残念ですが。
 全体としては、前作“Notes from Big Sur” (1992) と同じムード。
 “Fish Out of Water” (1989) よりもビート感が強く、アップテンポも多め。
 私としてはECM復帰からここまでの三作が一番好み。
 Bobo Stensonとのコラボレーションはまだ続きますし、メンバーが変わった作品も悪くはないのですが、徐々にビートが強くなって、静謐な凄みが薄くなっていくように思うから。
 むしろECMに復帰後、ここまでの三作が特別だったともいえるのでしょう。
 さておき、本作も漂うようなバラードが印象に残る素晴らしいアルバム。
 とても静謐で穏やか。
 が、凄みのあるバラード集。




posted by H.A.