“Fish Out of Water” (1989) Charles Lloyd
Charles Lloyd (tenor saxophone, flute)
Bobo Stenson (piano) Palle Danielsson (double bass) Jon Christensen (drums)

Fish Out of Water
Charles Lloyd
Ecm Import
チャールス ロイド


 Charles Lloyd、ECMでの一作目。
 メンバーを見てKeith Jarrettのヨーロピアンカルテット、あるいは同じピアノトリオのJan Garbarekの最初のカルテット、はたまたあのKeith Jarrett入りの”Forest Flower”を再度・・・
 ・・・とか言った邪推は、始まって一分もしないうちに忘れてしまいます。
 史上最高、かどうかはわからないけども、最高のジャズバラード集。
 あのJohn Coltrane”Ballad”(1962)や“Crescent” (1964)でイメージされるムードではあるものの、それに並ぶような・・・と書くと適当ではないのかな?
 でも、そんな質感、そんな完成度のアルバム。
 柔らかな、決して強くは吹かないテナー、透明度が高い音、美しくリリカルなピアノ。
 漂うようなビート感、浮遊感。
 サラリとした、決してベタついたり、しつこかったりしない質感。
 全曲オリジナルの全てが名曲、名演奏。
 静謐でクールな印象だけども、穏やかでほんのり温かい。
 決して異次元の別世界ではなく、現実的なそんな世界へトリップさせてくれる音楽。
 ECMにしては平和すぎる、ジャズすぎるのかな?
 それでも文句なしの名アルバム。




posted by H.A.