“Music for K” (1970) Tomasz Stanko
Tomasz Stanko (Trumpet)
Bronisław Suchanek (Bass) Janusz Stefański (Drums) Zbigniew Seifert (Alto Saxophone) Janusz Muniak (Tenor Saxophone)

MUSIC FOR K
TOMASZ STANKO QUINTET (トーマス・スタンコ)
POLSKIE NAGRANIA
トーマス スタンコ


 Tomasz Stanko、激烈な“Balladyna” (1975)の五年前、こちらも過激なエネルギー放出型ジャズ。
 あちらと比べるとまだまだおとなしい演奏ですが、深刻系のメロディにブチ切れインプロビゼーション。
 超辛口ジャズ。
 激烈な演奏のコルトレーンが逝去し数年、マイルスが”Bitches Brew”(1969)発表前後の激烈系を展開していた時期。
 東欧の若者たちもエネルギーをどこかにぶつけたかったのでしょうかね。
 それでも一定の秩序を保ったうえでの激烈スタイル。
 その意味では激烈初期のコルトレーン、アメリカ系フリージャズ、あるいはエレクトリック・マイルスのやり方に近いし、激しい混沌にはならない。
 Tony Williams“Life Time”(1969)然り、”Bitches Brew”然り。
 普通のモダンジャズの時代が完全に終了、ロック混ざりも含めた「激しい系」、逆にポップス混ざりの「一般受け系」、あるいはちょっと難解な「アート系」、あたりに分化した時代なのでしょうかね。
 ”Bitches Brew”が「激しい系」の一つの象徴だとすれば、その変形、フリージャズ寄りの激烈な音楽。

(※この投稿は2016/05/05から移動しました。)



posted by H.A.