“Rio Bahia” (2005) Joyce, Dori Caymmi
Joyce, Dori Caymmi (vocal, guitar)
Teco Cardoso (Flute) Toninho Ferragutti (Accordion) Tutty Moreno (Drums) Nailor Proveta (Clarinet, Sax) Ronaldo Silva (Percussion) Rodolfo Stroeter (Bass) Kenny Werner (Piano) and others

Rio-Bahia
ジョイス・ウィズ・ドリ・カイミ
ビクターエンタテインメント
2005-06-08


 Joyceと大御所Dori Caymmiの共演版。
 “Sem Voce” (1995) Joyce, Toninho Hortaなんていいアルバムがありますが、これまたスパッとした感じの女性と、優しげでモゴモゴした男性のいい感じの組み合わせ。
 ブラジルってこんな感じの所なのでしょうかね。
 こちらはボサノバ~アコースティックなフュージョン仕立て。
 いわゆるMPB(ブラジリアンポップス)。
 ガットギターとパーカッションのバッキングを中心に、ホーン、ピアノ、アコーディオン、ストリングス等々が彩りをつけ、ほどよくゴージャズ。
 ほどよく現代的で、ほどよくノスタルジック。
 ちょうど気持ちいいバランスです。
 楽曲はDori Caymmiの作品を中心に、Jobimとはまた違った、少し素朴な質感の名曲揃い。
 ちょっと湿っぽいDori Caymmiさんと、カラッとしたJoyceさん。
 タイトル通り、ちょっと湿っぽくてしっとりしたBahiaな感じと、カラッと元気なRioな感じのフュージョン。
 共通するのは郷愁感。
 いい組み合わせです。
 柔らかくて優しくて優雅、そして郷愁感が漂うブラジル音楽。




posted by H.A.