“Samba-Jazz & Outras Bossas” (2007) Joyce & Tutty Moreno
Joyce (Vocal, Guitar) Tutty Moreno (Drums, Sax)
Hélio Alves (Piano) Teco Cardoso (Flute, Sax) Luis Galvão (Guitars) Jorge Helder (Bass) Henrique Band (Sax) Nailor Proveta (Clarinet, Sax) Jessé Sadoc (Trumpet) Vittor Santos (Trombone)

トゥッティ モレーノ

 Joyce、夫君のドラマーと共同名義のアルバム。
 いつも通りと言えばいつも通りのJoyce。
 楽曲もJoyce作が半分ぐらい、残りがブラジルの巨匠の作品で、これまたいつも通り。
 たくさんのホーン陣が入って、しっかりしたアンサンブル、さらにはピアノ、ギターも含めてソロスペースもたっぷりあって、ジャズのムードが強いのがいつもとは違うところなのでしょう。
 あ、タイトルにそう書いてましたね。
 ピアノのブラジリアンHélio Alvesがものすごくカッコいいし、ホーン陣、ギターも手練れ。
 いつもよりももっと強いかもしれないグルーヴ、ビート感。 
 その辺のジャズバンドではこの雰囲気、躍動感は出せないだろうなあ。
 さすが一流ジャズドラマーのTutty Moreno。
 なお、この頃のJoyceのアルバム、どれも似たようなジャケットで区別がつきにくいのですが、少しづつ色合いが違います。
 さらにどれも名作。
 本作はジャンピーなジャズ色の強い、とても楽しそうなMPB。
 ジャズファンの方で彼女を聞いたことない人は、スタンダード集も良いですが、オリジナル曲中心ゆえに彼女の色が強いこの辺りからも是非お試しを。




posted by H.A.