“It's Clear” (2008) Helio Alves 
Helio Alves (piano)
Romero Lubambo (guitar) Scott Colley (bass) Ernesto Simpson (drums)

It's Clear
Helio Alves
Reservoir
エリオ アルヴェス


 ブラジリアン・ピアニスト。トリオを中心としたジャズ作品。
 ブラジル系のミュージシャンがジャズを演奏するときよく見る名前。
 近年のMPB大御所Joyceの“Slow Music” (2010)などは、このピアニストでなければ別の音楽になってしまったように思えるとても素晴らしい演奏。それ前後のJoyceのアルバムがカッコいいのはこの人のピアノに拠るところも大きいと思います。
 本作、Romero Lubamboの数曲でのゲスト参加はありますが、レーベルがReservoirでもあり、ブラジル色は薄目、現代的なモダンジャズに仕上がっています。
 サポートも「今」のジャズを演奏する生きのいい人たち。
 全体の質感はオーソドックスなジャズながら、ドラムは今風のビート感、スネアの入り方がカッコよく、シンバルが強烈なスタイル。
 ベースもよく動く推進力強い系のジャズベース。
 ピアノはオーソドックスでまとまりのいい演奏。
 曲はオリジナルとブラジル曲が半々。
 さて、ブラジルっぽい新しい質感のジャズ、あるいは“Slow Music” Joyceのこぼれ落ちるようなリリシズム・・・・・を期待すると少し違ったもの。
 スッキリとまとまった現代的モダンジャズ、ピアノトリオ+αの佳作。
 他にもいい作品がたくさんあるんだろうなあ、きっと。

※別のユニットから。 



posted by H.A.