“Suite 4 y 20” (1992) Gonzalo Rubalcaba
Gonzalo Rubalcaba (piano)
Reynaldo Melian (trmpet) Felipe Cabrera (electric bass) Julio Barreto (drums) Charlie Haden (bass)

Suite 4 Y 20
Gonzalo Rubalcaba
Blue Note Records
ゴンザロ ルバルカバ


 Gonzalo Rubalcaba、久々に聞いてみた出世作(?)。
 “Live In Havana” (1986)と比べると随分抑えた印象のピアノ。
 あちらの方が異常なんでしょね。
 それでも時折の凄まじいスピード感。
 複雑なビート、収まるところに収まらないというか、意外な方向に音が飛んでいく独特の展開。
 Charlie Hadenが参加する1/3ほどの曲はオーソドックスで、全体のイメージを抑え目に引き戻している感じもありますが、それらの曲でもピアノは自由自在。ぶっ飛んだ演奏。ドラムもちょっと違うなあ・・・
 トランペットはオーソドックスでカッコいい演奏。
 ピアノ、ベース、ドラム、はちょっと変わった凄さ。
 誰が何拍子で、どこにキメがあって・・・、なんだかわからないビート感。
 今の変拍子系コンテンポラリージャズの人たちもビックリ?
 普通なようでアバンギャルド。
 それを落ち着かない、盛り上がり切らないととらえるか、新しい、先が読めなくてスリリングととらえるか。
 いずれにしても凄い演奏、エキサイティングな音楽。
 レコード会社側は素直なバラード集でも作りたかったのかもしれませんが・・・





posted by H.A.