”Trio Tage” (Oct.Nov.2002) George Gruntz, Thierry Lang, Dino Saluzzi
George Gruntz, Thierry Lang (piano) Dino Saluzzi (bandoneon)

トリオ・ターゲ
ティエリー ラング,ディノ サルーシ, ジョルジュ グルンツ
P-JAZZ
2005-04-20


 Dino Saluzzi、スイスのピアニスト二人とのトリオ作品。
 George Gruntzとはビッグバンド作品”Theatre” (1983)以来の共演。
 美しいピアノの代表格Thierry Langは、郷愁感が強い諸作、牧歌的な作品も作っており、Dino Saluzziは憧れの人だったのかもしれません。
 いずれにしても異色の共演、異色の編成。
 ”If” (2001) Myriam Alterと同様に、ECM以外で録音すると何故かタンゴの香りが強くなるのも面白いところ。
 本作は静謐で美しいバラード集。
 冒頭、ピアノによる静かなフリージャズ。少々混沌の時間はそこだけ。
 リズムが入りバンドネオンが入ると独特の揺れ。
 そして郷愁感あふれるDino Saluzziのメロディ。
 美しいピアノを背景にして自在に動き回るバンドネオン。 揺らぐ空間。
 その揺らぎはバンドネオンの音が止むまで止まりません。
 ピアノだけになると一転して端正なリズム、ジャズの気配。
 が、バンドネオンの参加とともにまた揺らぐ時間へ・・・その繰り返し・・・。
 各者が持ち寄ったとてもセンチメンタルなメロディ。
 Dino Saluzziの郷愁感、ヨーロピアンのスタイリッシュな哀愁感。
 タンゴであれ、ジャズであれ、Dino Saluzzi Worldであれ、美しいメロディ、美しいピアノと揺らぐバンドネオンが作る素晴らしい時間。
 とても素敵なアルバムです。

※音源がないので収録曲をThierry Langの作品から。


posted by H.A.