“Kultrum” (Oct.1998) Dino Saluzzi, Rosamunde Quartett
Dino Saluzzi (bandoneon) Anja Lechner (Cello) Helmut Nicolai (Viola) Andreas Reiner, Simon Fordham (Violin)

Kultrum
Dino Saluzzi
Ecm Import
ディノ サルーシ


 Dino Saluzzi、ストリングスカルテットとの共演。ECM New Seriesから。
 レーベルからもわかるように完全にクラシック~タンゴ。
 これまでECMだけでも、”Once Upon a Time - Far Away in the South” (1985)、”Volver” (1986) Enrico Rava、“From the Green Hill” (Aug.1998) Tomasz Stanko、“Cité de la Musique” (1996)、などなど、数多くのジャズミュージシャンとの共演作。
 どれもいい出来ですが、前後左右、縦横無尽に揺れるバンドネオンにピッタリとしたビート感の演奏はなかったようにも思います。
 どちらかが合わせに行っているか、それぞれが自由にやっているイメージ。
 が、この作品はビート感が自然にピタッと合っているように思います。
 クラシックには疎いので、この作品がその世界でどう位置付けられるのかはわかりません。
 とても穏やか、優雅で静謐な豊かな音楽。
 ストリングスと完全に一体化したバンドネオン。
 Dino Saluzziの揺らぎを吸収してしまうストリングスの素晴らしさ。
 全てDino Saluzziの楽曲、タンゴの香り。
 全体を包み込む静謐な浮遊感。
 あいにくクラシック音楽を形容する言葉をもち合わせていないのが残念なのですが、これはいいです。

※音源がないのでRosamunde Quartett を。


posted by H.A.