”Imaginary Day” (1997) Pat Metheny Group
Pat Metheny (Guitars, Guitar synth, Pikasso guitar)
Lyle Mays (Piano, Keyboards) Steve Rodby (Acoustic Bass, Electric Bass, Cello) Paul Wertico (Drums)
David Blamires (Vocals, Guitar, Trumpet, Violin, Mellophone, Recorder) Mark Ledford (Vocals, Flugelhorn, Trumpet) Dave Samuels, Glen Velez, Don Alias, Mino Cinelu (Percussion)
Imaginary Day
パット メセニー





 Pat Metheny、強烈な新機軸による大作。
 何と呼べばいいのでしょう?
 激烈ドラマチック大作路線?無国籍型超弩級ハードジャズ?体育会系ジャズフュージョン?それともプログレッシブロックフュージョン路線・・・?
 とにもかくにも、本作、“Speaking of Now” (2001)、”The Way Up” (2003,2004)と凄まじい作品が連なります。
 冒頭、いきなりグニャグニャした音のギターで琴のような音。
 笛的~尺八的な音も交えながら、日本的な音階も使っているのでしょう、能?歌舞伎?な感じ。
 しかもヘビーな質感。
 さらにはフォークロックやら、フラメンコっぽい曲やら、強いディストーションギター~強烈なビートのロック曲やら、デジタルビート絡めた曲やら、その他もろもろ。
 いずれの楽曲も、とても複雑でドラマチックな構成、沈痛~深刻なメロディの楽曲、分厚い音、ヘビーなリズム。
 かつての淡かった色合いから、極彩色。
 これは強烈。
 個々の音使いやソロなどに、かつてのPat Metheny Groupのイメージはありますが、メロディとかリズムとかは完全に刷新されてしまっている感じもします。
 リズムの重さは前作 “Quartet” (1996)からでしたが、曲調もアレンジも新たなテイスト加えて練りに練った感じ。
 勇壮で深刻、ドラマチックでヘビー。
 さらにそんな音を背景にした、これでもかこれでもかの凄まじいインプロビゼーションのオンパレード。
 しなやかで軽快な Pat Metheny Groupのイメージは“The Road to You” (1991)で終了していたんでしょうね。
 過去からのファンにとっては問題作。
 慣れるまで時間が掛かりましたが、圧倒的な作品であることも確か。
 顔が似ている?Mel Gibson”Braveheart”的な勇壮な映画のサントラ・・・とかイメージしてしまうのは私だけでしょうか・・・?
 とかなんとか、なんだかんだでカッコいいのですが。




posted by H.A.