“Music For Large & Small Ensembles” (Feb.1990) Kenny Wheeler
Kenny Wheeler (Flugelhorn, Trumpet)
Dave Holland (Bass) Peter Erskine (Drums) John Abercrombie (Guitar) John Taylor (Piano) Norma Winstone (vocals) Evan Parker (Soprano & Tenor saxophone) Ray Warleigh (Alto sax) Stan Sulzmann (Tenor sax, Flute) Duncan Lamont (Tenor sax) Julian Arguelles (Baritone sax) Derek Watkins (Trumpet) Alan Downey (Trumpet) Ian Hamer (Trumpet) Dave Horler (Trombone) Chris Pyne (Trombone) Paul Rutherford (Trombone) Hugh Fraser (Trombone)

ケニー ホイーラー

 Kenny Wheeler、ビッグバンドが7割、さらにコアメンバーによるフリーインプロビゼーションなど。
 “The Widow In The Window” (Feb.1990) と同セッション、もちろんこちらを作ることがメインだったのでしょう。
 いつもの勇壮な、また、律儀できちんとした感じのKenny Wheelerの楽曲。
 コンテンポラリーな雰囲気のビッグバンドでも、これまた勇壮できちんとした、さらにドラマチックなアレンジ。
 Kenny Wheelerはビッグバンドに合いますねえ。
 フリーもできそうなメンバーですが、ビッグバンドではその場面はありません。
 堂々としたコンテンポラリージャズ。
 Norma WinstoneのVoiceがいい感じで効いていて、あの名作”Return to Forever”(1972) Chick Coreaの雰囲気がしないでもない・・・ちょっと違うか。
 それでもそんな少々妖し気で、あるいは優雅な場面が多々。
 ドラマチックな楽曲とアレンジ、ぐんぐん前に進む強力なリズム隊と手練れたホーン陣、オーソドックスで端正ながら強烈なソロ。
 ぐっと下がったところで、終始妖しげなジャズギターを弾いているJohn Abercrombie。らしいなあ。
 皆にもっともっと暴れてほしい気もしますが、あくまで端正な音楽。
 などなど含めて、とても素晴らしいコンテンポラリージャズ、ビッグバンド作品。
 少人数の演奏はアナログのD面を埋めようとしたのかな?
 それでもコアメンバーの音が映える悪くない演奏です。




posted by H.A.